黒猫系男子にご注意です
「それとも、俺と帰るのは、嫌?」
「なっ..」
そんな子犬みたいな、目で見ないでっ...
断れなくなっちゃう...
「そんなこと、絶対にないですっ...!」
慌てて弁解する。
「ふーん、そっか。」
さっきの子犬みたいな目とは打って変わって、嬉しそうに笑う蓮夜くん。
も、もしかして今、
言わされた?
「蘭音はそんなに俺と帰りたいのか〜
嬉しいねぇ?」
そう言いながらわたしの手をつなぐ。