黒猫系男子にご注意です
うーん!!
やっぱり、最高だ!この部屋!!
窓を開けて、風通しをよくすると、頬を撫でるように風がすり抜けていく。
まだ5月だけど、気温は高め。
電気はつけなくても、この部屋自体が南向きだから、自然と明るい。
カバンを置いて、勉強道具を出す。
「よーし!今日も頑張るぞー!!」
1人喝を入れた、その時。
ガラッと入口のドアが開いた。
えっ?
ふっと顔を上げると、目の前に信じられない人がいた。
「え...なな、なんで...」
この人が...
「え、スズラン姫?」
って、あれ?
えーと、誰だっけ...
この猫っぽい人は...
あっ、そうだ!
「えーと、猫助??」