黒猫系男子にご注意です
昨日、腕にキスされたとき。
正直、嫌じゃない、この時間がもっと続けばいいのに
そう思ってる自分がいた。
わたしを見る蓮夜くんの瞳があまりに真剣で。
その瞳には熱を含んでいるように見えて。
もしあの時、犬飼くんが来なかったら、わたし…どうなってたんだろう。
腰に回された腕にギュッと力が入って、より一層近づいた距離。
とてつもないくらい恥ずかしかったのに、
蓮夜くんが離れた後は、なんだか寂しいと思ってしまう自分がいて、
ドキドキして、頭がパンクしてしまいそうだったけど、
優しくふれてくる蓮夜くんに嬉しいと思っていた自分もいた。