黒猫系男子にご注意です
「ム、ムリです...っ!」
「なんで?」
なんでって...
あなたが怖いんですっ!!
それと、わたしの邪魔されたくないんです!
なんて...キレられそうで言えない...
「とにかく、無理なものは無理ですっ!」
目を見開いて懇願して頼む。
ううっ、なんか大声出したせいで、目がうるうるしてきた。
すると猫王子はため息をついて、わたしから離れてくれた。
「君...そんな顔して、誘ってるの?」
「え...?なに...を?」