黒猫系男子にご注意です
「ほら、俺が好きって言わねえの…?」
追い打ちをかけるように
唇をそっと親指でなでられて、
ゾクゾクとなんとも言えないような感覚が走った。
真っ赤であろう、顔なんか気にする余裕なんて、なかった。
「好きっ…、」
「うん」
「蓮夜くんことが、好きで、好きで…っ、
たまらないですっ…、!」
「っ…、」
やっと、やっと、
伝えられた。
そう思ったら、涙があふれてきて、目の前がぼやけてくる。