黒猫系男子にご注意です




「ほら、俺が好きって言わねえの…?」



追い打ちをかけるように



唇をそっと親指でなでられて、



ゾクゾクとなんとも言えないような感覚が走った。




真っ赤であろう、顔なんか気にする余裕なんて、なかった。




「好きっ…、」



「うん」




「蓮夜くんことが、好きで、好きで…っ、
たまらないですっ…、!」




「っ…、」




やっと、やっと、



伝えられた。





そう思ったら、涙があふれてきて、目の前がぼやけてくる。





< 300 / 461 >

この作品をシェア

pagetop