黒猫系男子にご注意です
Chapter☆*° 5
好きだから...離れます
「蘭音、頑張って良かったね!!」
「う、うん…!
ありがと、咲華…」
お昼休み。
お弁当を広げる咲華を前に、わたしは朝のことを思い出していた。
週末が明けた月曜日。
はやく、蓮夜くんに会いたいなぁ…
恋をすると、こんなに欲張りになっちゃうのかな…
そう思いつつ学校に行くと、たくさんの視線を感じた。
特に女の子たちからの。
これは、いったい…?
不思議に思いながら、教室に行くと、先に来ていた咲華が興奮しながら教えてくれた。
” 猫王子、蘭音と付き合い始めたこと、周りの女の子に言ったみたい ”