黒猫系男子にご注意です
「はい、これ」
と、きれいにラッピングされた包みを渡す。
「なになに!?」
と、目をキラキラさせて開け始める。
「わぁ、しおりだっ…!!」
「うん!
ほら、最近小説読むのにハマってるって言ってたし、ちょうどいいかなって」
「ありがとう!!
大事にするね!!」
さっそく今日から使おうと、今読んでいるらしい本に挟んでいた。
ふふっ、喜んでくれて良かったっ…!
これにして正解だったなぁ…
そう思っていると
「なになに、何の話?」
そんな声が隣から聞こえた。