黒猫系男子にご注意です


「ちょっと、場所帰るぞ」



「あっ、う、うんっ…!」



そしてほんの一瞬、わたしのクラスの中を一瞥した蓮夜くんは


ぎゅっと手をつなぐと、屋上の方へ歩いていく。



その間も、



きゃー!!



とか、



うわさは本当だったんだ!!



そんな声があちこちから。




恐るべし、蓮夜くん人気。




そして、屋上へと続く階段をのぼり、ドアを開けて外に出た。








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