黒猫系男子にご注意です


「蘭ちゃん?
顔、真っ青だけど...、大丈夫?」



「う、うんっ!
全然大丈夫だよ?」



必死に作り笑いを浮かべて、心配してくれてありがとうと伝える。



落ち着け、落ち着けわたし...



バクバクと鳴る心臓を押さえて、引き出しから次の授業の教科書を出す。



「授業始めるぞ〜」



先生が入ってきて、号令がかかり席に座り直して教科書を開く。



「っ...!」



そこには、また...



わたしと蓮夜くんを写した2枚の写真が挟まっていた。



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