黒猫系男子にご注意です
慌てて周りを見て、誰にも見られていないことを確認する。
みんな、黒板を見ていて誰もわたしの様子は気にしていないみたいだった。
もう一度その写真を見れば、昨日のお昼休みの時のだと分かる。
放課後は一緒にいられないからと、朝学校に行く時と昼は一緒に食べようと蓮夜くんに言われ、
わざわざ迎えに来てもらうのは大変だろうし、お昼も...と遠回しに断ったけれど、笑顔で言いくるめられてしまったのだった。
もう一枚は、朝校門に入ってくる時のもの。