黒猫系男子にご注意です


次の日も、次の日も。



ある時は靴箱の中に、引き出しの中に、



メモが入っている。



“ いつまで、付き合ってるの? ”



“ 身の程知らず ”



“ 猫王子がかわいそう ”



わたしに対する数々の罵倒が並び、



挙句の果てには帰り道、誰かの視線を感じるようになった。



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