黒猫系男子にご注意です
「俺と蘭音、2人の問題だろ?」
そっと体を離して、真剣な顔でわたしを見つめる蓮夜くん。
「それに、一緒にいるのに他人の目なんか気にすんなよ」
それは、わたしが1番気にしていたことで。
「で、でもっ、わたしと蓮夜くんじゃっ...」
「俺は蘭音が好き。
蘭音は?」
「っ...!」
「好きじゃねえの?
俺のこと」
目を細めて、切なそうな目で顔をのぞきこまれる。
「ううん、好き、ですっ...!」