黒猫系男子にご注意です


「俺と蘭音、2人の問題だろ?」



そっと体を離して、真剣な顔でわたしを見つめる蓮夜くん。



「それに、一緒にいるのに他人の目なんか気にすんなよ」



それは、わたしが1番気にしていたことで。



「で、でもっ、わたしと蓮夜くんじゃっ...」



「俺は蘭音が好き。
蘭音は?」



「っ...!」



「好きじゃねえの?
俺のこと」


目を細めて、切なそうな目で顔をのぞきこまれる。



「ううん、好き、ですっ...!」



< 383 / 461 >

この作品をシェア

pagetop