黒猫系男子にご注意です
真実は、驚きのものでした
それから、次の日の放課後。
久しぶりに蓮夜くんと歩く帰り道。
もちろん、手をつないで。
やっぱりいいなぁ...この時間。
離れてみて改めて実感する。
隣に蓮夜くんがいる。
それだけで、とても心強い。
「あ」
「どうしたの?」
蓮夜くんが立ち止まった。
「帰る前にさ、本屋寄ってってもいい?
注文してたもの、届いてると思うから」
「うん?
全然いいよ?」
ふたりで本屋へ向かう。