黒猫系男子にご注意です
「ったく、カッターとか危ないもの使ってんじゃないよ?」
と、つけられていた女の子は落ちたカッターを拾い、手元にしまう。
「お前...、だれ、だ...?」
その人物は後ろ回し蹴りを受けたことで、顔を歪めながら、ううっ...と蹲る。
「さあ?誰だと思う?
おーい、もういいよ〜!」
その声に、“ わたし ” たちは出ていった。
薄暗い街灯に照らされ、その人物がこちらを振り向いた瞬間、蓮夜くんは言い放った。
「やっぱり犯人はお前だったんだな」
「犬飼」