黒猫系男子にご注意です
【蓮夜side】
「猫、田...っ!?」
1人で驚く犬飼を無視して俺は言った。
「西野、サンキュ。
奏雅、颯、あとよろしく」
「お安い御用だよ!」
西野はVサインを作り、
「了解」
「任せろ!」
と、あとの2人は犬飼を縛り上げた。
そして俺の後ろで上原さんと蘭音が心配そうに様子を伺っていた。
「もう、大丈夫。
上原さんも、蘭音のこと保護してくれてありがとう」
と安心させるように笑いかければ、全然大丈夫だよと応えてくれた。