黒猫系男子にご注意です
Chapter✩.* 6
黒猫系男子にお気をつけください
―――数日後。
あれから犬飼くんは学校から姿を消した。
表面上は転校、ということになっているみだいだけれど、実際は...
学校だけじゃなく、警察にまで事情を聞かれる羽目になり、この数日はとてもバタバタしていた。
それに、咲華にも...泣いて怒られた。
「わたしは蘭音の友達だよ?
ちゃんと話してほしかったよ...」
「ご、ごめんね...」
でもとりあえず怪我もなくてし安心したと頭を撫でられた。
ごめんね、咲華。
心配をかけたくないと黙っていたけれど、ちゃんと話すべきだったね。
それは蓮夜くんにも言われたこと。