黒猫系男子にご注意です
「もしかして...お邪魔だった?」
紫苑くんは頬を掻きながら、苦笑いする。
「分かってんじゃねえか...」
蓮夜くんは低い声でつぶやくと、紫苑くんをギロっと睨む。
「悪かったって!!
咲華にこの部屋のこと聞いて、来てみたら2人がいたから...」
「あ、でも...2人とも知ってた?」
と、慌てて話題を変えた。
「なにをだよ?」
「この部屋の秘密」
紫苑くんは人差し指を唇に当てて、ニヤッと笑う。