黒猫系男子にご注意です


「もしかして...お邪魔だった?」



紫苑くんは頬を掻きながら、苦笑いする。



「分かってんじゃねえか...」



蓮夜くんは低い声でつぶやくと、紫苑くんをギロっと睨む。



「悪かったって!!
咲華にこの部屋のこと聞いて、来てみたら2人がいたから...」



「あ、でも...2人とも知ってた?」




と、慌てて話題を変えた。



「なにをだよ?」



「この部屋の秘密」



紫苑くんは人差し指を唇に当てて、ニヤッと笑う。




< 432 / 461 >

この作品をシェア

pagetop