黒猫系男子にご注意です


それからみんな買ったことを確認して、近くにあった広場の影になっているところで座って食べ始める。


「んー、美味しい」


「夏紀、ここついてる」



そっと口元を拭って、その指をペロッとなめる永瀬くん。


うわぁ、夏紀ちゃん顔真っ赤...っ!



「沙里、俺のもあげる」



アーンとスプーンを沙里ちゃんの口元に持っていく佐々木くん。


「ちょっと、苦いけど美味しいだろ?」



ニコッと笑った佐々木くんに、沙里ちゃんも珍しく照れているみたいで、うん...と素直に頷いている。



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