黒猫系男子にご注意です
「失礼しまーす...」
一応、静かにドアを開けて、中に入る。
「うわぁ...すごい...」
その広さに驚いて、思わず感嘆してしまう。
わたしがやってきたのは図書室。
1回も来たことなかったけど、まさかこんなに広いなんて...
高い天井と、数え切れないほどの本の数。
確かうちの学校の図書室は、他の学校に比べて何倍も広いって前に誰かが言ってたような...
ここなら、静かに勉強できそうっ!!
テンションが上がり、1人でウキウキする。
あれ、でも待って?
なんで初めから、図書室に来なかったんだろう?
勉強ってなったらまずは、図書室を思い浮かべるはずなのに
まぁでも、ちょうど誰もいないみたいだし!
さっそく始めちゃおう!!
カバンを置いて、勉強しようとしたとき
ん?なに、あれ...
図書室の1番奥の方に、一つの扉があるのを見つけた。