黒猫系男子にご注意です


「ふーん、俺のせいなんだ?」



私をジロっと見る猫王子。



「あっ、え、えっと...」




とうとう机の側面に腰がぶつかった。



「...逃がさねえよ」



ダンっと机に両手をつき、わたしを囲む。



「ね、猫...」



顔を背けようとしてもその強い瞳に逸らすことができない。



「蓮夜。」




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