黒猫系男子にご注意です


「呼ばないと離さねえよ?」


「っ...」



また耳元で話す猫王子。



「わ、分かりましたから!
耳元で離さないでくださいぃぃ...」



も、もう、さっきから動悸も止まらないし、息切れまでしてきた...



「じゃあ、どうぞ?」



身体を離して真っ赤なわたしを見下ろす。


心臓がバクバクしてる...


恥ずかしいけど、言ってしまえっ!


自分!!



ってあれ...?




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