黒猫系男子にご注意です
ドキッ...
蓮夜くん、こんな顔するんだ...
意地悪だから、やわらかい笑みを浮かべたことに驚いてしまった。
「それよりさ、
いつもそんな勉強してんの?」
何事も無かったかのように、再び目の前に座った蓮夜くんは、わたしのノートを覗き込んできた。
ど、どうしてそんな普通でいられるのっ...
「なあ、聞いてんの?」
わたしはいっぱい、いっぱいなのに...
「おい、蘭音っ!!」
「は、はいっ...!
す、すいませんっ...!なんですか!」
ダメだっ!ぼぅっとしてた...
「だーから、なんでそんなに勉強してんのかって聞いてんの。」