架空ナル世界デ死ノゲーム
僕を追ってきたのか分からないけれど、後ろにはリンヤ君と星君…冬李さんがいる。
カヤコさんに掴まれた腕が燃えている。
ゴウゴウと音を立てながら燃えていて、バタバタともがきながら必死に火を消そうといている。
「あ、あ…だすげて…!ゔゔ…あぁぁあああぁぁ!!」
まるで、泣きながら空気を求める魚のよう。
カヤコさんはもがく続けている大地君を知って知らずか、なおも手を伸ばしている。
危ない!!
火が燃え移るかもしれないけれど、助けようと手を伸ばす。
だけど、その手をリンヤ君と星君が止める。
「止めろ!テメェまで焼け死ぬぞ!!」
「触らない方がいい!」