架空ナル世界デ死ノゲーム

 だったら…信じられないし、どうせ他人なんだから、傷ついたってどうでもいい。


 そんなことを思いながら、反応は怒るか傷つくか、だと思った。



 けど。





「……そうか…いや、普通ならそうだな。すまない」


 ………え?

 そんな風に、申し訳なさそうな顔をして、謝ってきた。


 ………何で、怒らないの?

 

 完全に的外れな反応をしてポカンとしていると、西日は1人で棚を探し始める。




 その行動を目の当たりにして、やっと我に返った。

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