浅葱色の妖

「葵。葵!もう帰るわよ!」


「嫌!いつもすぐ帰らなきゃいけないじゃない!私はもう少し街にいたいの!」


「駄目よ、夜になればすぐにばれてしまうわ」


「そんなこと言って、一度だってばれたことはないじゃない!」
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