浅葱色の妖


「ここにいたら危険だしな…。小娘、家はどこだ」



「家は…」



そういいかけた瞬間、雲の隙間から月の

光が差した。



その光が私の顔を照らした。



「…え……」



< 11 / 129 >

この作品をシェア

pagetop