浅葱色の妖


暗くて今まで顔がよく見えていなかったから、どちらがずっと喋っていたか、今喋ったこの人がどちらなのか分からない。



私の顔を見た瞬間に、男は驚いたように声をあげた。



そして、



突然、




刀を振り上げた。


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