ハート泥棒
「はあ~また海斗くんはやっちゃったわけだ」
背後から聞こえてきた…うっとおしい潤の声。
「…お前には関係ねぇだろ」
つーか、いつから見てたんだよ。
「オレには関係ないけど…女の子がかわいそうでさ」
「…勝手に言ってろ」
アホくさ…と思って、背中を向けてそのまま立ち去ろうとした。
「どうしてお前は彼女ができても…すぐにダメになんのかな?」
「その理由知ってたら…俺が教えて欲しいよ」
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