LOVE&LIFE
「ゆーくん。起きて。Nonoちゃんが怯えてるよ〜。」

そう言うと急に起きた。

「見た?」

見た?

もしかしてさっきの不機嫌なゆづ?

「見た。」

そういう所手で顔を隠してる。

耳を見てみると真っ赤。

ふふ。

可愛い。

すっごく可愛い。

私が頭をなでると私を見てきた。

「もう嫌だ。死にたい。」

「ゆーくん死んだらファンの悲しんじゃうじゃん。」

車の椅子で小さく丸くなるゆづ。

まるでボールみたい。

「ゆづ?」

私が揺さぶると手を払われた。

そんなに嫌なの。

私に触られることがそんなに……。

涙が溢れそうになった。

「あー、優弦がのんちゃん泣かせたー。」

「え、嘘。」

今にも溢れそうな涙を拭ってた私を見てきた。

「あー、ごめん!!」

そう言って私を抱きしめた。

その時自然と涙がひっこんだ。

落ち着く。

ゆづに抱きしめられると安心する。
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