LOVE&LIFE
「風見〜。そろそろ点呼だって。」

「あ、うん。分かった。」

「ところで、チャラ男は?」

「圭?圭だったら、そこで女の子と遊んでるよ。」

風見が指さした方向を見ると女の子と一緒にいるチャラ男がいた。

「あいつは、ほっとこう。」

「ほっといていいの!?」

「どうせ、すぐ来るよ。杏華に頼めばね。」

「小坂か。確かに、小坂がいれば一発で来るね。」

ふふっと笑う風見。

「早紀ちゃん、俺になんか用?」

女の子たちを連れて私たちのところに来た。

嫌味か。

「もうすぐ点呼って言おうとしただけ。」

「え、それだけ?愛の告白とかは!?」

「あるわけないでしょ、チャラ男。」

「いい加減、名前で呼んでよ〜。」

「お断りします。」

死んでもアイツの名前だけは呼びたくない!!

周りの女の子は私を睨んでる。

こっわ。

チャラ男だけあってすっごいモテるな。
< 227 / 371 >

この作品をシェア

pagetop