LOVE&LIFE
「はぁ…はぁ…。」

楠原の手を引いて走る杏華。

息切れしてる楠原。

もしかして、運動音痴?

普通は息切れしないよね。

「あ、早紀ちゃんだ。後ろにいるのは楠原さんだよね?」

私たちに近付いて来るチャラ男。

そして、私の後ろに隠れる楠原。

私の服を強く握る。

もしかして…。

「あれ?楠原さんビクビクしてるけど…。もしかして、俺のこと嫌い?」

私の後ろにいる楠原を覗くチャラ男。

ぐいっと私の服を引っ張りチャラ男から隠れる。

「ありゃりゃー。相当嫌われてるね〜。」

「そう思うんだったら離れなさいよ。」

「なになに?嫉妬?」

「チャラ男に嫉妬するわけないでしょ。馬鹿じゃないの。」
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