LOVE&LIFE
「そこ、右に曲って。突き当たり私のマンションだから。」

「了解。」

車が右に曲って私のマンションの前に停めた。

「送ってくれてありがとう。」

私は少し微笑みながら言った。

「ずりぃ。」

私は圭が言ったことが聞こえずドアを開けてフロントに行こうとした。

「早紀!!!」

大きな声で呼ばれて何か忘れ物をしたかと思い座席に戻って圭に「なに?」って聞こうとした時チュッとキスされた。

「なっ…。何でそんなことするの…。」

最低。

こんなに軽かったなんて思わなかった。

私は目に涙が溜まった。
< 252 / 371 >

この作品をシェア

pagetop