LOVE&LIFE
「なんでって、好きだからに決まってるじゃん。」

好きだからに決まってる?

はぁ?

「じゃあ……。じゃあ、なんで浮気したの?」

「それは……。」

私は遂に目に溜めてた涙が溢れだした。

「言えないんじゃん〜。」

私は涙を拭いながら言った。

「アレには理由があるんだよ。」

「なんの理由があって浮気するのよ〜。」

圭は私の目から溢れ出る涙を拭い始めた。

「俺は、浮気してねーよ。嘘なんだ。」

う、そ……。

なんで、嘘なんか。

「別れた日お前倒れただろ?俺心配でさ、急いで保健室に向かったんだよ。
そしたら、熟睡してたからさ安心して椅子に座ったら保健の先生にしさ寝不足だ、あなたが支えなきゃって言われてその時俺駄目な彼氏だっておもったんだ。」

駄目な彼氏って…。

「だから俺みたいな奴と二度と付き合わないように浮気したって嘘ついて、お前は聞こえてたかは知らないけど『今度はお前のこと守ってくれる奴と付き合えよ?』って言ったんだ。」
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