LOVE&LIFE
私は車に乗りダルマのように丸くなる。

「Nono。出発するよ?」

「帰りたくない。」

「Nono。帰らなきゃ何もわからないよ。
天地優良が嘘を言ってるかもしれないでしょ!?
Nonoはいいの!?真実を知らなくて…。
帰らなかったら何も知らない櫻木君心配するよ!!」

「早紀さん…。私、帰る!!帰ってゆづに聞く!!」

「うん!!それでこそNonoだよ!!」

そう言いながら車を出発させた。

寮に着くまで心臓がバクバクと音をたてっぱなしだった。

本当だったらどうしよう。

そんな事が頭をよぎる。
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