LOVE&LIFE
あと、30分したら私はこの学校から去る。

楽しかった。

半年しか経ってないけど、本当にいい人たちに恵まれた。

ゆづとの出会いは最悪で、俺様で、正直付き合うとは思ってなかった。

だけど、自分の中でゆづが好きって気持ちが募っていった。

今でも大好き。

だけど、この感情は捨てなきゃいけない。

できそうにないよ…。

「なにしてんだよ。」

「ゆづ。」

「屋上とか、寒くねぇの?」

やっぱ、やだなぁ。

ゆづと離れるのは…。

「なんで、そんな涙目なの。」

「ゴミがはいっちゃって!!」

「ふーん。あ、俺明日記者会見する。」

「そうなんだ…。」

「それで、公表しようと思う。俺と乃莉の関係を。」

「いいの?それで。」

「あぁ。」
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