LOVE&LIFE

「そっ、分かった。別に無理して合う必要もねぇからな。」

いいんだ。

これで…。

「俺は乃莉に会うよ。乃莉に会ってもう一度気持ち伝える。それで、自分の気持ちにケリをつけるわ。」

優弦はすげぇや。

だって、黙って置いてかれたんだぞ。

あの会見だってそうだ。

落ち込んでたのにあんなにハキハキと喋って…。

「優弦君、私が行ってもいいかな。」

「何、言ってんの。蒼乃。」

「だって、本当のこと知りたいもん。和希が聞かないんだったら私が聞く。いいかな、優弦君。」

「俺はいいっすけど…。」

チラッと俺を見る優弦。

「勝手にしろ。」

俺は冷たくそう言った。