LOVE&LIFE

和希を捨てた真実-蒼乃side-

「で、話しというのは何ですか…?」

「和希のことです。」

私がそう言うとピクリと肩を動かした。

「貴方、和希のお母さんですよね。」

暫く沈黙が続いた。

「…えぇ。そうでした。」

「貴方は本当に和希のこと嫌いになったんですか?」

そういうとまた肩を動かした。

「私は、貴方が和希のこと嫌いだったとは思いません。」

「なんで、そんなこと言えるんですか?」

冷静だ。

冷静を装っているのかな。

「貴方が本当に嫌いなら嫌いな態度をとるはずです…。でも、和希の話を聞く限り貴方が和希が嫌いだったとは思えない…。」
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