LOVE&LIFE
本当に…。

「本当にいいんですか…?」

私が幸せになっても…。

すると凌牙さんは私を優しく抱きしめた。

「いいんだよ。乃莉はまだ若いんだから幸せじゃなくちゃ。それに、俺らは結婚してないんだよ?」

え?

結婚してないってどういうこと…?

凌牙さんは頭が混乱する私から離れ書斎室から婚姻届が持ってきた。

「父に頼んで俺が出すって言ったんだ。元から出すつもりはなかった。だって、乃莉には思っている人がいるんだもん。」

この人天然だと思ってたけど鋭い…。

「乃莉にバツなんか付けるわけ行かないからね。」
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