LOVE&LIFE
「無意識かもしんないけど…。私がご飯作ってだすと美味しいって笑ってくれたんだよ?」

私がいうと、赤城は顔を赤くして自分の口に手をあてた。

やっぱ、無意識だったんだ。

「赤城の笑顔が見たくて、私料理頑張って……。」

あれ。

なんで。

なんで、涙が出てくるの?

なんで、とまらないの…。

怖い。

もし、嫌われたらどうしよう。

この、部屋出なきゃいけないのかな。

やだよ。

すると、急に何かに包み込まれた感覚になった。

「赤城…?」
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