ハートに触っちゃダメです!
無事帰宅・・・って訳じゃないけど


なんとかゆりちゃんに

「後で説明するから取り合えずゴメン。」

とだけ言って来た。


うららの勝ち誇ったような顔



ゆりちゃんの
『私よりそっちを取るのね?』みたいな嫉妬の顔・・・



後で説明って言ったって・・・

どうなることやらわからない。。。


「何かイヤな女だったね。」

「あのねえ、ゆりちゃんは私の親友なんだから・・・」

「親友?あのチンチクリンが?」


・・・



うららとゆりちゃんのバトルのおかげで


「あ~、アイスが・・・」

完全に液体。。。


「いいよ、そのまま冷凍しちゃえばぁ。」


とか言って冷凍庫にしまううらら・・・

物を粗末にしない精神はいいんだけど・・・



「ダメだって、美味しくないよ。」

と私が言っても


「光に食べさせるからいいって。」

「そ、そんな・・・」


驚く私に



「溶けたやつだなんて光に分かんないって。」

簡単に言ううらら。



「怒るよ、きっと。」


うららにとっては兄だからいいけど・・・


「怒らないよ、ともがやったって言えば。」


は?

どーして私のせいにする?

私がやったなんて言おうものなら・・・



「光って女の子には優しいからぁ。」


うそだあ!

私は、脅されてここに来たんだよ?



「ともって光のこと好き?」


は?

急になに?


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