ハートに触っちゃダメです!
「パパ~お食事にしましょう。」

って呼ぶ声


このおじさんをレイカさんが『パパ』と呼ぶと勘違いする人もいたりしそう・・・


と密かに思いながら



この家族

なんだか不思議だ



夕食のテーブルでみんなを観察


「浅見さんは高1か。じゃあ、うちのうららと一つ違いだな。」


なんで私がここにいるのか。

やっぱりその理由は『運命の人』だから?


ああ、でも丸瀬先生と結婚したらうららが義理の妹か・・


なんか比べられそう・・・

お母さんだってうちのはただのおばちゃんだし

・・――って?


私ってば何を考えてるの?



丸瀬先生と結婚なんて・・・

絶対ない!ない!ない!ないからっ!


だいたい

結婚なんてずーっと先の話



取り合えず高校の3年間と大学の4年間

計7年間でしょ

で、ちゃんと就職して・・・



やっぱ結婚は25、6かな?

そのときは、丸瀬先生もいい歳だよね?


待てるの?



でもよ、もしも

『高校卒業したら結婚しよう。』

とか言われちゃったら?



うんん、

『卒業まで待てない、今すぐ結婚だ。』

とかは?



私、まだ16になってないけど16歳になったら女の子って結婚できるんだよね?



なんて・・・



はっ!


私ったら

どんどんと妄想膨らませてたし!



16歳になったら結婚!?


しかも、丸瀬光・・・


やっぱりヤダ!


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