ハートに触っちゃダメです!
それからーーーー

丸瀬家の雑談に参加し


分かったことは

初めに着いたあの空き地―――

丸瀬先生の子供のころから住んでいた家と整備工場跡




丸瀬先生は、そこが無くなったことを知らなかったみたい





「工場は?」

工場って整備工場のことだよね?

「廃業した。」

廃業?・・ってやめちゃたってこと?

「廃業だって?じゃあ、人手が足りないから来いって言ってたのは何だったんだよ?」

どうやら、急いで実家に帰ったのは整備工場を手伝うつもりだったんだ。



ああ、丸瀬先生怒ってる・・・


だけど私には人ごとだし


とか思って聞いてた



んだけど

「人手が足りないのは本当だ。」


「そうよ。だから、光とうららだけじゃなくって浅見さんも手伝ってもらえるなんて助かるわよね、パパ。」


「ああ、本当に浅見さんも明日は頼むよ。」



へっ?

私?

何のこと?


どうやら人ごとじゃないようで・・・



「工場はもうないんだろ?だったら何をやってるんだよ。」


実家のことなのに丸瀬先生は何も知らないらしい。



不思議

どうなってるんだろう?



「ま、今日はゆっくり休んで明日頼むな。」


あれ?

急にそう言って席を立った丸瀬パパ。



「あ、おい!ちゃんと説明しろよ!」

って丸瀬先生のとめるのも無視して



「じゃ、ママも先に休ませてもらうわね。

浅見さんもうららもおやすみなさい。」


おまけにレイカさんまでそそくさと引上げ



「どうゆうことですか?」

丸瀬先生の返事は分かってるけど聞いてみた。


「さあな。」

「なんだろうね?二人揃ってさあ。」


眉間にシワよせてムッとしてる丸瀬先生



いたって気楽な感じのうらら



私はどうなるんでしょう?


一抹の不安・・・


――――・・・ってか



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