ハートに触っちゃダメです!

見てくるって言っても今って着替え中なんじゃ?


「あの・・・」

止めようと思ったけど丸瀬先生は入って行っちゃったあとで・・・



「まっ、兄妹だからいいか・・・」



なんとなく気になって

そのまま


待つこと数分―――――後




カーテンが開いて


出て来たのは・・・


「丸瀬先生?」


丸瀬先生が着替えて出て来た。



それも“メイド姿”ではなくって


「今日は、執事だってよ。」


「執事?・・・って執事カフェですか?」


どう見てもそう


丸瀬先生の姿は“執事”



「どうした?惚れたか?」


そんなことを言ってくる丸瀬先生。


惚れはしません、けど・・・カッコいいかも?


チラッとそんなこと思って

「まっ、まさかあ!」

自分の気持ちに慌てて


ちょっと驚いただけ・・と訂正。




でも、丸瀬先生の“執事姿”に驚いたのも束の間


続けて

「ほら、さっさとしろって。」


「だから、イヤだってば!」



出て来た二人に・・・


「ダレ?」


丸瀬先生を見たときよりもビックリすることに!?



< 185 / 526 >

この作品をシェア

pagetop