ハートに触っちゃダメです!

「そうか・・・よかった。」


そう呟く丸瀬先生。

何がよかったんだか・・・。


「そんな心配するんだったら最初っからウソつかなきゃいいじゃないですか?」


「浅見が、うららを『妹』だって勝手に勘違いしたんだろ?」


勝手に勘違いって・・・


「だって、うららは清閑学院に通ってるって・・・」


「確かに、うららは清閑学院の生徒だ。」


「ウソつき!」


「正確に言うと『清閑学院男子中等部』だけどな。」



「・・・・男子中等部?

でも、うららが着て見せてくれたのは女子の・・・」



「言ったろ。うららが問題起こして停学になってるって。」


問題・・・


「問題って・・・?」


女装・・・とか?



さっきから黙ったままでそこにいるうらら



そんなうららに丸瀬先生が

「言っていいか?」


と問い



「自分で言う。」

とうららが答えた。



そして・・・


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