ハートに触っちゃダメです!
動き出したハート
「何が気になるって?」
ハッ!
気がつけば部屋の入り口に
「丸瀬先生、そんなとこで何してるんですか?」
いつからいたんだろう?
慌ててベットから起き上がった私に
「わざわざ来てやったのにその態度は何だ?」
とか言う丸瀬先生。
別にわざわざ来なくていいです。
ってゆ~か
「何の用ですか?」
「何って?最初に『お帰りなさい、お疲れ様です。』だろ?」
今さら言えと?
「だいたいなあ、浅見、俺に働かせておいて自分だけのんびりしようだなんてそうはいかないんだからな。」
のんびりなんて・・・してましたけど
「今日は、レイカさんがお休みしていいって・・・」
「甘い!働かざる者、食うべからずだ!」
何なの、丸瀬先生ってば・・・
とか思ってると
いきなり
ドサッ!
っと
私が座ってるベットに横になった丸瀬先生。
「ちょっ・・何なんですか?
寝るなら・・・」
言いかけて
グイッ!
って?
「やっ・・」
丸瀬先生の方に引っ張られた私。
何の警戒もしてなかったから、ベットに腰掛けてた私の体は体勢が崩れそのまま丸瀬先生の方に・・・!
目の前に丸瀬先生の顔
寸でのところ
片手で倒れ掛けた体をキープ!
この体勢は苦しい
けど
キープしてないと
「キスして欲しそうな顔してるぞ。」
「してません!
それより、その手離してください!」
この状況
このまま倒れたら丸瀬先生の顔に・・・
必死の私
だけど丸瀬先生は
「俺の言うことやってくれるなら
手ェ離してやってもいいけど?」
と
何だか魂胆ありな顔して囁いてくる。
「な、何をさせようって言うんですかっ!?」
ドキドキしながら問い返し・・・