ハートに触っちゃダメです!
そんな風に日々が過ぎ
ある日――――
「光先生、好きです!」
中庭で
これも見覚えのある光景に出くわし
渡り廊下の柱の陰に思わず隠れ
ドキドキしながら覗き見
お嬢様ばかりが通う学校
女子しかいないし
今の丸瀬先生って短髪黒髪にメガネでちょっとインテリっぽい
なのに
体育の担当になってそのギャップ
人気も増して
生徒に告白されることなんて日常茶飯事
知ってる
けど
実際に現場に遭遇してしまうと
心穏やかでいられない
「悪いけど、生徒に特別な感情は持てない。」
バッサリ!
「じゃ、じゃあ彼女とか好きな人いるんですか?」
「もう一度言うよ。生徒に興味はない。」
冷たい声
前の丸瀬先生だったらここまではっきり言っただろうか?
泣きながら走り去る女子生徒に思わず同情してしまう。
「何やってるんだコソコソと趣味悪いな。」
お約束のように見つかったとき
普通の私なら
何か返すところなんだけど
それどころじゃなくって
顔が上げられない
もう涙が溢れてて
「おい・・泣いてるのか?」
泣いてるよ。
さっきの子が自分に重なって
いや・・自分の方がもっと惨めで
「泣いてて悪いか!
このサイテー男!」
ドカッ!
最後に出たのは
右キック!
ある日――――
「光先生、好きです!」
中庭で
これも見覚えのある光景に出くわし
渡り廊下の柱の陰に思わず隠れ
ドキドキしながら覗き見
お嬢様ばかりが通う学校
女子しかいないし
今の丸瀬先生って短髪黒髪にメガネでちょっとインテリっぽい
なのに
体育の担当になってそのギャップ
人気も増して
生徒に告白されることなんて日常茶飯事
知ってる
けど
実際に現場に遭遇してしまうと
心穏やかでいられない
「悪いけど、生徒に特別な感情は持てない。」
バッサリ!
「じゃ、じゃあ彼女とか好きな人いるんですか?」
「もう一度言うよ。生徒に興味はない。」
冷たい声
前の丸瀬先生だったらここまではっきり言っただろうか?
泣きながら走り去る女子生徒に思わず同情してしまう。
「何やってるんだコソコソと趣味悪いな。」
お約束のように見つかったとき
普通の私なら
何か返すところなんだけど
それどころじゃなくって
顔が上げられない
もう涙が溢れてて
「おい・・泣いてるのか?」
泣いてるよ。
さっきの子が自分に重なって
いや・・自分の方がもっと惨めで
「泣いてて悪いか!
このサイテー男!」
ドカッ!
最後に出たのは
右キック!