ハートに触っちゃダメです!

「あ!ともだ!」


偶然に会ったのは

「うらら!?」


丸瀬先生の弟のうららで

「久し振り~。すごい偶然だね?

ともと会えるなんて思わなかったよ。

あ、友だち?

はじめまして丸瀬うららです。」


「え?丸瀬・・・って?」


一香が私の方を見た。


「うん、丸瀬先生の弟。」

と私が言うと


「あ、そうだ。

光も一緒に来たんだ。

光、実家で過ごすって言ってたけど止めたって言うから僕も止めて今光んちにいるんだ。

あ、ほら光~。」


私や一香たちにおかまいなく

うららが呼び

手を振る


その方向を見ると

破魔矢を持った丸瀬先生の姿



「なんだ雅たちじゃないか。

うらら、お前知り合いだったのか?」

と言って

丸瀬先生

私の存在に気づき


「あ・・君・・・」


と言って

それから

変な間があって


「・・うちの生徒・・だよな?」


確認するように言う丸瀬先生。


『生徒』ってことば

とっても遠い存在に聞こえる。
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