【短】流れ星に恋をした
ん?




何か…花のにおいがする。




真っ暗な道に唯一の眩しい光




花屋か?




そのとき、一人の女の人がそこから出てきた。




手には花束




ピンクの……カスミソウ?




綺麗にラッピングされた花束……


だと思ったのに、スルッとリボンが取れた。




取れた…という表現が正しいのかはわからない。




でも気がつけば、俺の目の前に真っ赤なリボンは落ちていたんだ。




彼女はまだ気付いていない。




「あの…!!」
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