【短】流れ星に恋をした




「お〜い?お前まじでどうかした?」


友達のこの声にもだいぶ慣れた。


「べつに…?」


なぜだか、あの日のことが頭から離れない。




あのピンクのカスミソウはどうなったのだろう。




あの人は誰だったんだ?




ドクン




ドクン




ほら、また。




俺の心臓は正常なのか?


この息苦しさは何だ?




あの日からずっと変わらない…


むしろ悪化していた。
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