【短】流れ星に恋をした
「恋でもしたか?」


それは友達の何気ない一言


「恋…?」


このところ友達の声が頭に入ることはなかったのに、俺は敏感に反応していた。




「お、おぉ…」


友達も驚いた様子を隠せない。


「恋?…恋って何だ?」


「え…まじで恋!?お前好きな奴できたのか!?」


笑顔になる友達


俺にはその笑顔の意味がわからない。


わけわからないことが増えて、いらいらしてしまう。




「…恋ってさ……どういうもん?」


「え?恋!?ん〜…胸がドキドキしたり?」


少し照れたような表情をする友達を見て、思わずお前は女かよ!!…とツッコミたくなる。




「…他には?」


「え〜つと、話したいとか…あいたいとか?……とりあえず仲良くなりたくなるんじゃね?」
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